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ハサミと色の力であなたの魅力を引き出す美容師/及川泰子です。
今回は専門学校でパーソナルカラーの授業の時に学生さんにする話をご紹介します。
ドレープ実演とかは盛り上がるんですけどね。
座学では寝ちゃう子が出ないようにあの手この手でお話ししています。
私は現役の美容師なのですが、学生さんはリアルな情報はよく聞いてくれるのでエピソードをひとつご紹介します。
オリーブベージュ
ピンクベージュ
サンドベージュ
グレージュ(グレー+ベージュ)
ブルージュ(ブルー+ベージュ)
などなど、ヘアカラーを〇〇ベージュって例える言葉はたくさんあります。
でも、色彩技能パーソナルカラー検定®︎や色彩検定などには出てこない言葉です。
美容師さんがお客様にヘアカラーを表現する中で自然発生で出てきた言葉もあるかと思います。
ピレンジとか(ピンク+オレンジ)
それを否定する気はありません。
だって、キャッチーな言葉でお客様に興味を持ってもらえたら発信者は成功なんですから。
みなさんもInstagramで探す時、ハッシュタグで欲しい情報探すでしょ?
でも、それが本当はどんな色なのか?
四属性で分解して理解出来る方が仕事では大切です。
このメーカーのオリーブベージュは自分のイメージより黄みが強いし、濁色の度合いは強くはない。
だから少し調整しようかな、とか薬剤調合の時に早く対処できます。
限られた時間内で美容師は決断の連続です。
形、色、質感
この3つはデザインに必要な要素です。
その中で、お客様のオーダーに必要な「色」はなんだろう?
その色の色相、明度、彩度、清濁は?
その色調はどんな印象を作る?
その色は人の顔色をどのように変化させる?
色の知識を身につけておくと迷いが無くなり、その分早く施術に取り掛かれるから時間に余裕が出来ます。
すると他の仕事が出来るんです。
そしてその時間を、
顔まわりのカットを丁寧に魅せる時間にしたり
次回提案をして予約まで繋げるクロージングタイムにしたり
店販をご紹介する時間にしたりするんです。
これでお客様満足や生産性が上がって、売上が上がるんですよ^_^
こんなふうに生徒さんにエピソードを伝えてます。
美容師の現場では
色の属性による顔の見え方や効果
色によるイメージ効果(印象)
色を相対的に見極める力
これらが本当に役立ちます。
色を言語化でき、色を活用できる技術者は、多くのお客様から支持されています。
\色を強みにしたい美容師さんの味方/
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