美容院でサロンワークをしていると、色のお話はよく出ませんか?
例えば
ヘアカラーのカウンセリング
成人式、卒業式での事前カウンセリング
リップやアイシャドウなどコスメ
最近買った洋服
などなど。
「美」をつかさどる職業ならではの会話が多いんじゃないでしょうか?
色を言葉で説明するのはむずかしい
最近どんな色のお洋服を買いましたか?
緑のパンツを買いました!結構ちゃんと緑で派手かな?と思ったけどとても気に入ってます。
素敵ですね!ちゃんと緑ってことは色みは「濃い」緑ですか?
わりと「明るく」て「すっきりした」緑です。カエルみたいな色w
カエル?!
どんなカエルですか?
(だんだんカエルの話になってきたな。)
これは大げさかもしれませんが、話が脱線してますね。
トーンイメージのすれ違い
この会話のすれ違いで起こったポイントは色のトーンイメージのすれ違いです。
美容師まるちゃんは「濃い」緑と聞きました。
濃い=ディープトーン
でもお客様のあいちゃんは「明るくて」「すっきりした」緑と言っています。
明るい=ブライトトーン
すっきりした=濁っていない明清色
あいちゃんはこの辺りのイメージで話していました。
きっとあいちゃんの中のかえるさんのイメージはすっきりして明るめなんでしょうね。
皆さんの中でカエルさんはどんな緑のイメージですか?
色はあいまいなもの。
色ってあいまいです。
人に言葉で伝えるのってむずかしいんです。
自分が表現したい世界観や、相手にとって良さそう!と思ったご提案も、伝わらないともったいない。
しかも、もったいない上にクレームなどのエラーにつながるリスクも潜んでいます。
色を相手と共有するためには、PCCSトーン表など【表色系】の理解も大切なんですね。
トーン表など色のものさしはたくさんあって、学ぶには色彩検定がおすすめです。
3級、2級、1級とあります。
なかにはいきなり1級受験にチャレンジする方もいらっしゃいますが、やはり3級が一番大切!
これは今なお強く感じています。